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建通新聞社(中部)
2015/11/12

【愛知】東三河建設 国道151号の交差点設計に着手

 愛知県東三河建設事務所は、継続で進める国道151号「一宮バイパス」建設事業のうち三蔵子一宮線の交差部について、平面交差による新たな交差点を整備する計画だ。設計を中央コンサルタンツ(名古屋市西区)に業務委託、履行期間は2016年3月下旬まで。同交差点東側で計画している高架区間とともに早期工事着手に向け準備を進める。
 同交差点は、豊川市大木町地内で新設する計画。今回の業務委託では交差点部の延長30b、交差点への進入区間が東西南北で各80b程度を見込み詳細設計としてまとめる。現在、同地内では豊川市による一宮大木土地区画整理事業を展開されており、交差点は事業の終了を待って工事着手する方針。同区画整理事業が設定している完了年次は17年度末。
 国道151号一宮バイパスは、現道の新城市川田地内の「川田山田平」交差点と豊川市麻生田町地内の「麻生田」交差点を現道西側のルートで結ぶ延長約7・9`の新設道路。豊川市大木町地内の市道「上長山一宮線」との交点を境に、南側区間延長約3・6`を第1工区として先行し、用地買収を進めている。第2工区は北側区間延長4・3`。川田山田平交差点以北については、すでに「新城バイパス」として供用されている。
 第1工区のうち、東名高速道路豊川インターチェンジ北側の麻生田交差点から豊川市大木町を結ぶ区間には、JR飯田線と帯川を横断する跨線橋を架設する計画で、交差点は跨線橋から西側に下った地点に整備する。現在、東側の用地取得を進めており、跨線橋の本体工事への着手は16年度以降になる見通しだ。
 計画によると、跨線橋は橋長約240b、幅員約20b。上部工はJR飯田線と帯川に架かる部分が3径間連続鋼箱桁。両側は2径間プレテンションT桁。下部工は壁式橋脚6基、逆T式橋台2基。実施設計はパシフィックコンサルタンツ中部支社(名古屋市西区)が担当した。現在、設計の照査業務をJR東海が進めている。

提供:建通新聞社