県は12日、大分市のトキハ会館で、第38回(27年度第2回)大分県事業評価監視委員会(小倉義人委員長)を開き、知事から諮問のあった事前評価対象事業1件と再評価対象事業7件の合わせて8事業の審議をした。
事前評価対象事業(総事業費10億円以上の新規事業)1件の都市計画道路外馬場錆矢堂線を事業実施が妥当とした。
再評価対象事業(実施中の継続事業)7件のうち、道路改築事業神原玉来線(中尾工区)など6件を事業継続が妥当とし、地方港湾改築事業高田港呉崎地区を事業休止とした。
今回は、事後評価対象事業(総事業費20億円以上で完了後5年目の事業)は、なかった。
事業実施地区名、事業費、事業概要は、次の通り。
▽事業地区名(所在地)=総事業費(単位百万円)(事業概要)
【事前評価対象事業=事業実施】
◇都市計画道路事業
▽外馬場錆矢堂線(中津市牛神)=1、950(現道拡幅、自歩道整備。延長L=800b、幅員W=6・0〈16・0〉b。現道は、W=7・0bで歩道がないため、2車線、両側自歩道に拡幅。28年度から測量、設計など〈事業費6000万円〉、29年度から用地買収〈同16億3000万円〉、32年度から道路工着工〈同2億6000万円〉、34年度完成予定)
【再評価対象事業=継続】
◇道路改築事業
▽一般県道神原玉来線中尾工区(竹田市門田〜吉田)=1、830(バイパス、片側歩道整備。延長L=1、118b、幅員W=6・0〈9・75〉b、トンネル工〈L=163b〉。事業期間は8年度から30年度)
◇広域河川改修事業
▽堅田川(佐伯市青山)=3、377・2(河床断面の拡大など。築堤42、000立方b、掘削174、000立方b、護岸30、640平方b、構造物等一式。事業期間は昭和63年度から29年度)
◇港整備交付金事業
▽今津漁港(中津市鍋島)=2、678(防砂堤1、600b、防波堤〈防風柵〉200b、護岸〈防風柵〉160b、航路浚渫75、000立方b、道路1、195b、用地〈舗装〉11、150平方b、物揚場〈浮体式係船岸〉1基、維持浚渫38、750立方b。事業期間は13年度から32年度)
◇水産生産基盤整備事業
▽小祝漁港(中津市小祝)=2、758(防砂堤200b、導流堤〈改良〉910b、防波堤〈防風柵〉200b、護岸〈防風柵〉230b、物揚場〈浮体式〉1基、物揚場〈防風柵〉220b、物揚場〈改良〉一式、船揚場〈改良〉一式、航路浚渫198、000立方b、泊地浚渫79、000立方b、道路950b、用地〈埋立〉123、450立方b。事業期間は13年度から30年度)
◇水産流通基盤整備事業
▽長洲漁港(宇佐市長洲)=4、426(防波堤120b、導流堤1、300b、防砂堤100b、航路浚渫107、800立方b、泊地浚渫66、100立方b、物揚場〈浮体式〉3基、物揚場〈改良〉199b。事業期間は13年度から30年度)
▽蒲江漁港(佐伯市蒲江浦)=1、971(小蒲江地区788、防波堤90b、護岸63b、泊地浚渫17、920立方b、岸壁15b、物揚場314b、道路360b、用地〈埋立〉23、205立方b。船揚場12b。蒲江地区1、183、防波堤〈改良〉180b、岸壁〈浮体式係船岸〉80b、岸壁〈改良〉240b、物揚場41b、用地〈埋立〉41立方b。事業期間は、両地区とも13年度から29年度)
【再評価事業=休止】
◇地方港湾改修事業
▽高田港呉崎地区(豊後高田市呉崎)=4、214(当初計画時の取扱貨物量が減少したため事業を休止し、今後の情勢を見極め、残事業の実施を検討する。防波堤540b、護岸〈防波〉255b、岸壁〈マイナス5・5b〉100b、泊地〈同〉12、000平方b、航路〈同〉800平方b、道路L=200b、W=6・5b、ふ頭用地A=6・3f。事業期間は7年度から未定)。
提供:
大分建設新聞社