魚沼市議会庁舎再編特別委員会が10日、広神庁舎で開かれ、新庁舎建設候補地について意見を交わした。議論の結果、「北部公民館に隣接する市有地およびその周辺」を最有力候補地とする事を、委員会の共通認識とした。
新庁舎の建設候補地として、▽アルプス電気小出工場敷地▽北部公園を含む北部公民館周辺の市有地▽井口小学校跡地▽小出郷総合体育館と小出郷総合福祉センター付近の地域▽広神庁舎を含む周辺地域−の5カ所を対象に調査。評価の高かったアルプス電気と北部公民館周辺を中心に検討した。
この日の委員会では、出席した委員17人に建設候補地について意見を求め、建設に係る経費、官公庁・病院へのアクセス、防災の拠点としての利便性などから、11人が北部公民館に隣接する市有地およびその周辺が適切である、と意見を述べた。
終了後、北部公民館周辺への支持を表明した大平栄治議員は「あれだけの敷地面積を安い経費で確保できる点は非常に大きい。北部公民館でほぼ間違いない」と話した。25日に開かれる次回会合で、大平悦子市長が、最終候補地を表明する予定。
新庁舎は、延べ1万平方メートル、北部公民館周辺の場合における概算事業費では53・3億円を想定している。今後は、15年度末までに設計業者を選定し基本設計に着手。16年度には実施設計を行い、17年度第2四半期をめどに着工し19年10月の完成を目指す。