金沢大学は11日、「金沢大学(角間2)学生留学生宿舎(先魁2)設計業務」について、簡易公募型プロポーザル方式(拡大)の手続き開始を公示した。参加表明書は24日午後5時まで、技術提案書は12月18日午後5時まで受け付ける。
参加資格は▽文部科学省における15・16年度設計・コンサルティング業務の競争参加資格の認定を受けている者で、主たる業務が「建築関係設計・施工管理業務」▽一級建築士事務所の登録を行っていること▽東海・北陸地方(愛知県・静岡県・岐阜県・三重県・富山県・石川県・福井県内)に本店、支店または営業所が所在する―など。
また、▽2000年度以降に元請として設計完了した学生寮または学生寄宿舎の新営▽2000年度以降に元請として設計完了したRC造の集合住宅の新営―のいずれかに該当する設計業務の実績を有すること、としている。
業務内容は角間2団地敷地内の学生留学生宿舎先魁2の新営に係る基本・実施設計業務、計画通知等に係る諸手続。履行期間が設計業務(計画通知等手続きを含む)は16年7月29日とする。ただし、成果物の提出は16年5月31日まで。
学生留学生宿舎の規模はRC造延べ3700平方メートル以上とし、学生向け居室でハウスシェア型とし整備戸数は40戸、収容人員200人(1戸当たり5人)で計画。階数については設備、外構を含め8億9000万円(税込み)以内。様々な国や人種の学生が宗教や思想の枠を超えて共同で学び生活するというグローバル人材の育成のための必要な空間を整備する。
設計水準書には自然景観に調和し、キャンパス内の景観形成に資するような施設とすることや、3期分として収容人員100人(5人×20戸)のスペースを確保することなどを求めている。