三重県尾鷲建設事務所(柘植武志所長)と三重県建設業協会尾鷲支部(平野金人支部長)の共催による「地震・津波・風水害等の緊急時における運用協定」第9条に基づく研修会が11日、三重県尾鷲庁舎5階大会議室(八鬼山ルーム)で開催され、紀伊半島大水害における熊野建設事務所の対応などを学習した。
冒頭、あいさつに立った柘植所長は、「道路啓開から災害復旧まで建設業の皆さんの力が絶対に必要」とより一層の協力体制を呼び掛けるとともに、緊急時に運用協定が十分に機能を発揮するためには、「互いに親しく名前を呼び合える環境が大切」と協会支部と建設事務所の密なる連携の重要性を訴えた。
研修会では、紀伊半島大水害発生時に熊野建設事務所に勤務していた尾鷲建設事務所工事統括課の湊達也課長が、当時の状況を時系列的に説明し、協会支部と建設事務所が協力して行った情報収集と指示系統の統一が役立ったことなどを紹介した。
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建通新聞社