建通新聞社(中部)
2015/11/11
【愛知】西知多医療厚生組合 新ごみ処理施設 現清掃センター隣に新設
東海市と知多市、両市と学識者らで構成する西知多医療厚生組合(管理者・鈴木淳雄東海市長)は、新ごみ処理施設の建設候補地を現知多市清掃センターの敷地内に決め、現在、環境影響評価手続きの作業を進めている。新施設は処理方式により規模が異なるが、現施設手前の駐車場内へ新設する予定だ。
処理規模は、減量目標に基づいて1日185d、災害廃棄物で対応する可燃ごみを1日12d、可燃ごみの処理規模を1日200dと想定している。
処理方式は可能な限り資源化できる方式として、ストーカ式焼却炉、流動床式ガス化溶融炉、シャフト炉式ガス化溶融炉の3方式から選定する。現在、ごみ処理基本構想委員会で検討を進めている。検討した内容を提言書として提出し、同厚生組合で処理方式などを含め基本構想を固めていく。
処理方式により新施設の規模は異なるが、処理規模を200dと想定し、現知多市清掃センター敷地内の駐車場部分に納まると考えている。
また、ごみ処理施設の稼働で発生するエネルギーを活用した温水プールなどの健康増進施設を、知多市営海浜プール敷地内(知多市緑町10)に両市が建設する。
今後のスケジュールは、12月までにごみ処理基本構想・循環型社会形成推進地域計画の策定作業を進め、2016年3月までに環境影響評価(環境配慮書)の手続きを行う。16〜19年度に環境影響評価、20〜23年度に設計と建設工事、24年度から本格稼働を予定している。
新施設の完成後、現清掃センターと新ごみ処理施設を併用しない。現施設の利活用は今後検討していく。
提供:建通新聞社