建通新聞社(東京)
2015/11/11
【東京】都 アクアティクスC 五輪後改修費は74億円
東京都オリンピック・パラリンピック準備局は、2020年東京大会で都が建設する恒久施設のうちオリンピックアクアティクスセンターと有明アリーナ、海の森水上競技場の3会場の大会後の改修など今後措置する予算を明らかにした。大会後に規模を縮小するために減築するアクアティクスセンターは改修費に74億円、有明アリーナは追加工事が生じた場合の対応費15億円、水上競技場は国際競技連盟と協議中の施設経費60億円、大会後の改修費12億円などを見込んでいる。
3施設については設計・施工一括(DB)方式による一般競争入札手続きを10月16日付で開始しており、16年1月14日に開札して施工者を決める。予定価格(税抜き)についてはアクアティクスセンターを498億5365万8000円、有明アリーナを334億2171万2000円、水上競技場を230億5429万6000円に設定している。
9日に開かれた都議会オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会では、これらの工事の発注後に措置する経費を都側が公表した。
アクアティクスセンターについては、工事中のセキュリティー経費に30億円、大会後の改修工事費に74億円、追加工事が生じた場合の対応費に30億円を見込んだ。有明アリーナはセキュリティー経費を18億円、追加工事への対応費を15億円と算出。水上競技場では国際競技連盟などと協議中の施設経費に60億円、セキュリティー経費に20億円、大会後の改修工事費に12億円、追加工事が生じた場合の対応費に90億円を見積もっている。