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福島建設工業新聞社
2015/11/11

【福島】伊達市/保原町桑田に工業団地計画

 伊達市は、保原町字桑田ほか地内の約19fを計画地に、新規工業団地の整備を検討している。今年度は新工業団地開発基本計画策定業務を委託し、事業手法等の検討を行うほか、県や東北農政局など関係機関との協議を進めていく。今後は整備事業が具体化していく中で測量、地質調査、上・下水道設計、造成設計などを発注していく方針。
 市は復興支援道路として整備が進む国道115号相馬福島道路の開通で新たに見込まれる企業進出に対応し、雇用の場の確保・拡大による定住人口増加、地域経済の活性化を図るため、新工業団地の整備を計画。保原工業団地に近接する農地(水田)約19fを対象に事業を進めていく。
 今年度は4日に新工業団地開発基本計画策定業務をセントラルコンサルタントに委託。業務概要は新工業団地の計画条件の把握・検討、諸施設・造成・交通・排水・事業化・水道施設計画、土地利用基本計画、工事費概算、市街化区域編入に係る資料作成など。納期は28年3月31日。
 整備予定地約19fは、農振農用地で市街化調整区域内に位置する。市は今後、県や東北農政局等の関係機関との協議を進め、適切・有効な手法を採って整備事業の推進を図っていく。
 市の工業団地で分譲可能な用地は、霊山町にある見城坂工業団地の1区画6694平方fのみ。現在、同区画は飯舘村に貸与しており、同市においては企業進出に対応できる市営工業団地が無い状況にあることからも、同市の特長を生かせる企業誘致の受け皿として新工業団地を整備したい考え。
 なお新工業団地開発基本構想策定業務は26年度にオオバが受託した。