北海道建設新聞社
2015/11/11
【北海道】釧路北大通地区開発の業務代行者決まる−マンションや老人ホーム建設
アルファコート釧路北大通3・4丁目地区開発(札幌市中央区南1条西7丁目1の3、川村裕二社長)は、釧路市北大通3・4丁目地区優良建築物等整備事業の特定業務代行者を宮坂建設工業・新太平洋建設・宮脇土建・総合住研共同体に決定した。近く基本協定書を締結し実施設計の契約を交わす。
2グループが応募したが、1グループは技術提案書がまとまらなかったため、1グループのみを審査。9日に行った外部の識者らを含めた選定委員会の審査報告を受け、個人施行者であるアルファコート釧路北大通3・4丁目地区開発が特定業務代行者を決めた。
業務内容は、施設新築の実施設計や既存建物の解体・除去、施設新築のほか、未処分保留床の引き取り義務を負い、施行者が必要とする事業資金調達の支援、テナント誘致活動、補助金対応などの地方公共団体との協議、施設建築物の長期修繕策定の支援など、事業推進に必要な業務全般を担う。
新築は、3丁目の分譲マンション棟がRC造、13階、延べ7147m²の規模で、1階に商業施設、2―13階に分譲マンションなどを設置。4丁目の有料老人ホーム棟はRC一部S造、6階、延べ5062m²の規模で、1階に商業施設、2階に医療モール、3―6階に有料老人ホームなどを配置する。解体は23棟で延べ1万7929m²となっている。
業務期間は実施設計が契約締結から16年3月5日まで、解体が同4月から17年1月末まで、施設新築が17年2月から18年6月までとなっている。総事業費には43億円を見込んでいる。