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　岡山市は、北区富吉に新斎場の整備を計画、都市計画決定や事業認可に必要な資料を作成するため、新斎場候補地計画に関する基礎的調査などの業務を一般競争で公告した。開札日は20日。
　基礎調査では、岡山市内の既設斎場の稼働状況を調査し、「将来人口」「死亡率」「火葬件数」などの予測を行い、課題を抽出する。また、新たな斎場の建物規模や駐車場台数、地域活用施設の種類や規模などを明確にするとともに、その配置などを明らかにした土地利用計画図を作成、都市計画で定める火葬場の区域を明示する。環境基準の目標値を設定し、主熱源や焼却方式など複数の火葬炉方式を比較検討し、新たな斎場に最適な火葬炉方式を提案する。
　２０２１年度末の完成を想定し、設計検討期間、法的手続き期間、施工期間などを算定、スケジュール案を作成、事業手法の検討も実施する。
　同事業は、東山斎場の再整備に伴い、環境に配慮した最新の火葬炉設備が大型化していることや敷地的な制約から現在20炉ある人体炉が14炉に減少すること、将来的な火葬需要のピーク時の必要炉数は28炉と算定していることなどから新斎場を整備するもの。
　候補地敷地の高低差などを調査するため、地形測量を昭和技術測量（岡山市）で進めている。

（提供：建通新聞社）