日本工業経済新聞社(山梨)
2015/11/10
【山梨】1月〜6月工場立地、前年同期比で増加
経済産業省がまとめた2015年1月から6月までの工場立地動向調査(1000u以上の用地を取得した事業者)によると、山梨県への立地は9件で、前年同期の7件を2件上回った。立地面積も16hで、前年同期の7hから大幅に増加した。
関東経済産業局管内(関東甲信越の都県、静岡県)の全体では、件数、面積ともに前年同期から減少しているが、山梨県と千葉県、群馬県、静岡県は増加している。
山梨県の9件のうち県外からの立地は3件で、全体の3分の1。前年同期は1件だった。
また、9件のうち移転立地(自社の既存工場の全部またが一部を廃止する計画を伴う新規立地)は2件。主な製造業の立地業種は、化学工業(2件)、窯業土石(2件)など。
関東局管内に立地した製造業などの立地理由で多かったのは@本社・他の自社工場への近接性A地価B工業団地であることC人材・労働力の確保D市場への近接性E周辺環境からの制約が少ない―など。同局によると、理由は昨年と同様の傾向だという。