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　国際青年会議所（ＪＣＩ）世界会議金沢大会は７日、金沢市のＡＮＡクラウンプラザホテル金沢で第３回の総会を開き、今年９月に国連総会で決定した飢餓の撲滅や環境の維持可能性確保などに関する新たな数値目標として掲げられた「持続可能な開発目標（ＵＮＳＤＧｓ）」の一つである「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」という目標にＪＣＩが協調し運動するという『金沢宣言』を採択した。
　総会では、ＪＣＩのアレイ・オベンソン事務総長（米国）が２０３０年までにすべての人々の安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成するという具体的な目標が盛り込まれた金沢宣言を読み上げて拍手で採択された後、宣言文に記されていたボードにイスマイル・ハズネダーＪＣＩ会頭（トルコ）と日本青年会議所（日本ＪＣ）の柴田剛介会頭が署名し、各代表者と記念撮影した。
　金沢宣言を機に日本ＪＣでは、アジア太平洋地域において、きれいな水にアクセスできない３億人に対し、５年以内に水が原因で死亡する人々を半分以下にするという目標達成に向けて、行政や企業との連携、各国のＪＣと国内の３万５０００人の会員が協力して自らの仕事で培った、専門知識や技能、経験を活用しながら貢献するとした。
　この日は「現代に活きる禅の力」をテーマに編集工学研究所長でイシス編集学校校長の松岡正剛氏、総合格闘家の前田日明氏、元サッカー日本代表の中田英寿氏によるフォーラムも開催された。