福知山市は9日、石原(いさ)地区の市有地に商業施設を誘致する「石原地区沿道型商業施設誘致事業」について、潟Rスモス薬品(代表取締役社長宇野正晃氏、福岡市博多区博多駅東2丁目10−1第一福岡ビルS館4階)を優先交渉権者に決定したと発表した。
同事業は商業施設の誘致で石原地区の生活の利便性を高めるとともに、定住人口の増加などにつなげるのがねらい。同市は商業施設を誘致するため事業提案募集を行ったが、応募は同社1社のみだった。その後、意見聴取会議を10月30日に開き、選定委員会を11月6日に開催し優先交渉権者を決めた。
対象地はJR石原駅南西側の府道福知山綾部線沿いの福知山市石原2丁目12(1532・55u)、福知山市石原2丁目13(1699・07u)の計3231・62u。用途地域は準住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)。定期借地期間は20年間。
提案内容によると、業態はドラッグストアで、業種は各種商品小売業。計画の建物はS造平屋建、1621・80u(建築面積1633・30u)。売場面積は1312・00u。
決定通知後1ヵ月以内に優先交渉権者と応募提案内容に基づき、事業実施に向けた基本事項を定めた覚書の締結を行う。覚書に定める時期までに優先交渉権者と事業用定期借地契約を締結する。開店時期は29年頃になる模様。
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東証一部上場のコスモス薬品は九州を中心に中国・四国及び近畿に展開するドラッグストアチェーン。ドラッグコスモス福知山駅前店(福知山市)で京都府に初進出。その後、ドラッグコスモス松花堂店(八幡市)を開業し現在は京都府内に2店舗。2店舗ともに設計・施工は大和ハウス工業。