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北海道建設新聞社
2015/11/10

【北海道】国有地売却177カ所が公告−札幌・東区の国税局独身寮跡など 

 北海道財務局は、第43回期間入札となる国有財産の一般競争公告をした。札幌市東区北28条東2丁目の国税局独身寮跡約6400m²や同北区北21条西13丁目の南新川住宅跡約1万9000m²など、建物付きを含めて合計177カ所を売却。18日から12月4日まで入札を受け付け、2016年1月7日に開札する。
 建物付きは39カ所あり、札幌市内は12カ所。東区北28条東2丁目780の1ほかの旧札幌国税局独身寮跡は敷地面積6387m²で、建物1棟、延べ5965m²が残る。地下鉄南北線北24条駅から徒歩15分の距離にあり、食品スーパーなどが近いエリア。
 用途地域は建ぺい率60%、容積率200%の第2種中高層住居専用地域で27m高度地区となっている。最低売却価格は5億3982万3600円。
 北区北21条西13丁目1にある旧道財務局南新川住宅跡は、宿舎9棟、延べ9624m²が残る。敷地面積は1万9412m²。新川通沿いにあり、北大や札幌工高などの学校施設が立ち並ぶ場所。用途地域は建ぺい率60%、容積率200%の第1種住居地域。最低売却価格は5億円に設定している。
 このほか、環状通沿いの豊平区平岸4条9丁目201ほかの旧開発局平岸宿舎跡(敷地1877m²、最低売却価格1億8300万円)や白石区菊水8条3丁目82ほかの旧開発局独身寮跡(同2744m²、同1億5300万円)などを売却する。
 土地は138カ所で札幌市内は5カ所。中央区南16条西16丁目17の2の旧札幌地方検察庁南16条宿舎跡地は敷地面積1225m²。札幌市電西線16条駅から徒歩4分の距離にあり、伏見中などが近い。用途地域は、建ぺい率60%、容積率200%の第2種中高層住居専用地域で、最低売却価格は1億3700万円。
 札幌市以外では、旭川市神楽1条6丁目2の3ほかの旧旭川道路事務所敷地・国税局宿舎跡地が注目される。敷地面積1万1030m²で、忠別川をまたぎ、JR旭川駅裏手に位置する。用途地域は建ぺい率60%、容積率200%の第2種住居地域で、最低売却価格は1億9900円を設定している。
 このほか、帯広市南町南6線28の2ほかの宅地(敷地1万5044m²、最低売却価格1億6500万円)や釧路市大楽毛南4丁目5の3ほかの宅地(同2万m²、同5320万円)、苫小牧市沼ノ端2の5ほかの宅地(同8万3380m²、同9670万円)などを盛り込んでいる。