富山県農林水産部は、農地整備事業(ほ場整備)芹川柳原地区について、国に対し16年度新規採択を要望している。総事業費は16億円。
受益面積は小矢部市芹川、柳原地内の74・2ヘクタールで、あいの風とやま鉄道と北陸新幹線に挟まれた農地。事業内容は区画整理(大区画化)74・2ヘクタール、客土9・8ヘクタール、暗渠排水10・1ヘクタール。採択を受ければ16年度に着手し、24年度の完成を予定している。費用対便益比(B/C)は1・41。
同地区では、昭和30年代に団体営ほ場整備事業により10アール区画に整備されているが、小区画で機械作業の効率が悪く、用排水路の老朽化が進行している。このため、大区画化(100アール)と用排水路などの生産基盤の整備を一体的に行うほか、営農組織の法人化と担い手への農地集積・集約を促進し、農業経営の安定化を図る。