建て替えが浮上している大竹座ビル(新潟市中央区古町8番町)の規模が、延べ床面積8400平方メートルであることが分かった。
5日に開かれた新潟市の大規模建設事業評価監視委員会で明らかになったもの。16年度から20年度を期間とする「(仮称)新潟市地域と住まいの整備計画(新潟地域住宅計画・第3期)(案)」に盛り込まれており、基幹事業の優良建築物等整備事業として、16、17年度の2カ年で国と市の補助額(各3分の1)は5億4600万円を想定(調査・設計、解体、工事)。16年1、2月にも事業者の全体計画がまとまれば、当初予算に計上される見込み。
現在の施設は地上8階地下1階建て延べ約8000平方メートルで、築後40年以上が経ち、老朽化に加え新耐震基準を満たしていない状況。2階から4階までがボウリング場になっており、フロアに柱がない構造のため耐震補強ができないことから、建替え案が持ち上がった。新たな施設は下層部を商業施設、上層部をマンションとする複合型を検討されているもよう。
16年春ごろの着工との話もあるが、テナントの撤退の関係もあり、時期は流動的とみられる。