愛知県新城設楽建設事務所は、豊橋乗本線に対して、橋梁新設などを盛り込んだバイパスの建設を計画しており、予備設計に着手した。本線の道路予備設計(B)として、ニュージェック中部支店(名古屋市中村区)に委託。橋梁予備設計(B)は三井共同建設コンサルタント中部支社(名古屋市千種区)、合わせて地質調査を大和地質(名古屋市中川区)に委託した。道路や橋梁に対する詳細を詰めるとともに関係機関との協議や地元との調整などにより早期実施を図る。
バイパスの対象は、新城市市川地内で豊川左岸を山沿いに走る区間。急峻(きゅうしゅん)な地形で拡幅改良が困難なため、北側の乗本地内から豊川に橋梁を架設。対岸の有海地内を経由して、南側の日吉地内で橋梁架設により戻るルートを設定している。計画では、建設するバイパスの延長として約1700bを見込む。
また、関連事業として新東名高速道路新城インターチェンジ(IC)からのアクセス道路を新設する計画。同IC付近で建設を進めている富岡大海線有海跨線橋から道路を築造、同バイパスに接続するもので、計画延長は約900b。
同事務所では今後、設定ルートの精査やバイパス本線、豊川に架設する各橋梁などについて、具体化を図る。合わせて事業化の時期やスケジュールなどについても調整を図る。
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建通新聞社