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建設経済新聞社
2015/11/06

【京都】井手の上玉川橋の架け替え 28年度以降に工事着手

 京都府は、井手町井手の上玉川橋の架け替えに向け準備を進めている。
 山城北土木事務所は、主要地方道上狛城陽線の上玉川橋について26年度に地質調査(担当はソーゴーギケン)と橋梁予備設計、既設橋梁撤去検討、平面交差点設計(担当は綜合技術コンサルタント)を実施した。
 27年度は橋梁架け替えに向け詳細設計を行い、28年度以降の工事着手に備える。
 予備設計時の想定によると、架け替え橋梁は2車線・片側歩道で、橋長21・60m、有効幅員9・50m(歩道2・50m+車道7・00m)、橋梁全幅10・50mで検討。上部工はスーパープレテンション橋(高強度PC単純桁橋)、下部工は逆T式橋台、基礎工は直接基礎。
 架け替えにより、車両交通の安全性が向上するとともに、大型バス等の通行が可能となる。また名水百選「井手の玉川」のイメージアップも期待される。
 現橋は本線橋(昭和30年3月架設)が橋長18・60m、有効幅員5・00m。上部工は鋼単純非合成I桁(下路橋)、下部工は重力式橋台、基礎工は直接基礎。添架物は上流側にNTT管4条、下流側に水道管(φ160)。横断歩道橋(昭和45年3月架設)が橋長18・60m、有効幅員1・50m。上部工は鋼単純I桁、下部工は重力式橋台、基礎工は直接基礎。
 なお井手町は上玉川橋水管橋新設等設計費を9月補正予算で確保しており、今後設計に取り組む。