下呂市は、「下呂庁舎」「萩原庁舎」「星雲会館」および「振興事務所」の整備計画案を説明するため、11月13〜24日まで市民への説明会を開く。今後の整備方針を示し市民の理解を求めた上で、議会との協議を進める。順調に進めば2016年度に下呂庁舎などの耐震補強計画を策定する。事業完了は18年度を目指す。
整備計画案の対象となる主な施設は「下呂庁舎」「萩原庁舎」「星雲会館の旧館」「小坂振興事務所」「馬瀬振興事務所」。現在の整備計画案では下呂庁舎、星雲会館の旧館、小坂振興事務所は耐震補強工事を行う。萩原庁舎と馬瀬振興事務所は解体し、星雲会館と馬瀬振興事務所に隣接する公民館にそれぞれ振興事務所の機能を移す。
耐震補強を計画している施設の規模は下呂庁舎が鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ約3200平方b。星雲会館の旧館が同造4階建て延べ約1900平方b。小坂振興事務所が同造地下1階地上4階建て延べ約1600平方b。星雲会館の旧館については公民館機能があることから公民館施設整備事業で耐震補強を行う方針で、すでに耐震補強工事の実施設計を中島設計(下呂市)で進めている。工事は16年度に発注する見通し。
解体予定の施設の規模は萩原庁舎が同造3階建て延べ約1500平方b。馬瀬振興事務所が同造3階建て延べ約1000平方b。
所在地は下呂庁舎が森960、星雲会館旧館が萩原町萩原1166ノ8など。
整備計画案は、下呂庁舎や萩原庁舎などに分散する庁舎機能を集約した新庁舎の建設案が15年3月市議会で否決されたことから、ゼロベースで再検討をしていた。
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建通新聞社