笠岡市学校給食センター建設室は、新学校給食センターの整備をPFI事業(BTO方式)で行う方針で、実施方針等の説明会を11月9日に笠岡市役所第5会議室で開催する。事前の参加申し込みは6日まで。
実施方針での事業者選定方法は、サービスの対価の額、施設整備に関する能力、維持管理に関する能力、運営に関する能力、事業の継続性・安定性等を総合的に評価する総合評価一般競争入札方式で行う。グループ構成は、設計企業・建設企業・工事監理企業・維持管理企業・運営企業を含む複数の企業。
参加資格要件は、2015年度および16年度の笠岡市の指名競争入札参加資格を有していることのほか、設計企業は市または国、県、他の地方公共団体が発注した延床面積2000平方b以上の公共施設(2000年4月以降に竣工したもの)の実施設計を完了した実績、ドライシステムの学校給食施設または民間調理施設の実施設計を完了した実績を有すること−など。建設企業は、経営事項審査の建築工事一式の総合評定値が800点以上で、2000年4月以降に延床面積2000平方b以上の公共施設の施工実績を有すること−など。
今後のスケジュールは、16年1月中旬に特定事業の選定を公表、同下旬に入札公告、3月下旬に入札参加資格審査書類受け付け締め切り、5月中旬に入札および提案書受け付け締め切り、ヒアリングを経て6月下旬に落札者を決定。9月下旬に契約締結、10月から設計、17年4月から工事に着手、18年3月の完成、4月からの稼働を目指して事業を進めていく。事業期間は33年3月31日まで。
建設地は、大井南42ノ2の市有地約1万0257平方b、このうち施設建設用地約8110平方b、駐車場用地は約2147平方b。施設は、2階建て延べ約2600平方bの規模を想定。幼稚園10園と小学校14校、中学校7校を対象に1日当たり最大3900食を提供する炊飯機能を有するドライシステムの学校給食センター。また、アレルギー等対応は50食程度で見学通路、40人収容可能な会議室、35人収容可能な調理実習室を設置。
PFIアドバイザリー業務は長大岡山事務所(岡山市)。
(提供:建通新聞社)