日本工業経済新聞社(群馬)
2015/11/02
【群馬】明和大輪西工業団地造成工事11月公告
県企業局団地課は、明和町大輪で明和大輪西工業団地の造成工事を一括で発注する。早ければ11月早々、遅くとも同月中に工事の一般競争入札を公告する。明和町からの要請を受け、オーダーメイド団地として造成するもので、来年10〜11月ごろの工事完成、その後の確定測量を経て、2016年度中の同町への引き渡しを目指す。
明和大輪西工業団地の開発面積は5・3ha。このうち4・5haで分譲を計画している。
造成地は明和工業団地の南側、千代田工業団地の東側で、道路を挟んでそれぞれの団地に接している。周囲は団地の集積地帯となっており、明和大輪西工業団地が造成されることで、さらなる企業誘致や産業の活性化が図られそうだ。
14年6月に事業化し、同年8月29日に市街化区域編入が告示。これに伴い、用途地域が無指定から工業専用地域となった。建ぺい率は50%、容積率は200%と定められている。造成地は元々は田んぼだったが、昨年度に県企業局が用地を買収している。今月、開発協議が完了したことを受け、今回工事発注に至った。
工事は伊勢崎宮郷工業団地のような分割はせず、一括で発注する。盛土工3万7200立方mのほか、道路工L420m・W4m、水路工一式、調整池0・3ha1池を整備する。工期は10カ月程度を見込んでいる。
11月に一般競争入札を公告し、年内の契約を見込んでいる。そこから造成工事を進めていき、造成工事完了後に確定測量に入る。確定測量業務については団地総合事務所が入札を行う。この確定測量により分譲面積が正式に決定となる。確定測量を経て、来年度内に明和町への引き渡しを目指す。引き渡し後の企業誘致や分譲業務は町が担当する。
測量・設計はアイ・ディー・エー(高崎市)が担当している。