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北陸工業新聞社
2015/11/02

【富山】集約視野にあり方探る/南砺市庁舎、基本構想へ

 南砺市は、分庁舎方式をとる現在の庁舎について、あり方の検討を本格化させる。公共施設等総合管理計画に盛り込まれた。
 同市では、合併前の旧4町の庁舎を活用し、部局が庁舎ごとに分散する分庁舎方式を採用。旧4村には、窓口機能を持った行政センターを配置している。耐用年数は福野庁舎が2015年度、城端庁舎が23年度に迫るなど、庁舎再編や新庁舎建設を見据えた対応が必要な時期を迎える。
 総合管理計画では、集約化を図ることが明記されたおり、防災時の拠点として耐震性や安全性を重視した機能的な庁舎を実現するとしている。スケジュールは、短期(15年度〜19年度)に庁舎機能見直しにあたっての基本構想・基本計画を策定し、中期(20年度〜24年度)に見直しを実行するとした。市では、できるだけ早く方向性を決めたい考え。
 縮減目標として、現在の2万9425平方メートル(8カ所合計面積)を、64%減らし、1万8900平方メートルと設定する。
 庁舎の現況は以下の通り(施設名、構造・延べ床面積、建築年度、耐用年数到来年度|の順)。
▽福野庁舎(市長政策室、総務部など) RC造5578平方メートル 65年度 96年度〜37年度
▽城端庁舎(産業経済部など) RC造4229平方メートル 73年度 04年度〜23年度
▽井波庁舎(民生部、教育委員会など) SRC造3613平方メートル 76年度 07年度〜26年度
▽福光庁舎(建設部、議会など) SRC造8843平方メートル 87年度 29年度〜37年度
▽井口行政センター RC造1510平方メートル 78年度 09年度〜39年度
▽上平行政センター RC造1974平方メートル 80年度 04年度〜30年度
▽利賀行政センター RC造3150平方メートル 81年度 28年度〜31年度
▽平行政センター S造528平方メートル 04年度 54年度

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