日刊建設工業新聞
2015/11/02
【鳥取】ゼロ災55無災害運動7日スタート――災害は「馴れ」と「油断」と「気のゆるみ」 いつも初心で55ゼロ災
厚生労働省鳥取労働局(河野純伴局長)は、「災害は「馴れ」と「油断」と「気のゆるみ」 いつも初心で55ゼロ災」をスローガンとする「ゼロ災害55」無災害運動を7日から年末までの55日間の日程で労働災害防止に向けた各種取り組みを展開する。初日の7日は、局長らによる建設工事現場のパトロールを鹿島建設が施工する鳥取市気高町常松の鳥取西道路気高第1トンネル西工事の工事現場で行う。また、前日の6日は、「ゼロ災」無災害運動キックオフ講習会を米子市の米子食品会館で開く。内容は、安全「見える化」実践事例の発表で、労働科学研究所の永田久雄客員研究員が「「転び」事故の予防科学−「転び」事故の発生とその防止策」と題して講演する。
今年度も死亡災害が多発する年末に集中的な取り組みを行うため、労働災害防止関係団体と連携して労働災害防止と死亡災害撲滅を目指した取り組みを強化する。特に今年度は、労働災害で最も多く発生し、高齢労働者などは骨折など災害の程度が重くなる傾向がある「転倒」災害の防止対策の徹底を図るため、期間中の11月27日には倉吉未来中心で転倒災害防止研修会を開く。