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　日本測量協会中国支部は、地理空間情報技術セミナーを27日午後１時から米子市末広町、米子コンベンションセンターで開き、鳥取・島根両県の会員会社の技術者約40人が地理空間情報技術について学んだ。毎年、中国５県開催県の県測量設計業協会の共催で開いている。
　初めに大野木昭夫県測協会長が「新しい技術に立ち向かうと使い方などで必ず問題に直面することになる。一つひとつ克服しながら進めるのが時代の流れとなっている。今日のセミナーを存分に役立ててもらいたい」とあいさつ。研修では、「今、話題の地理空間情報技術」（瀬戸島政博日本測量協会専務理事）、「公共測量の最新情報と日本測量協会の継続教育体系について」（高橋保博日本測量協会測量技術教育部長）、「測量成果の品質確保策について」（木寺幸司日本測量協会中国支部技術センター長）の講演を聞いた。このうち瀬戸島専務理事は、測量・地理空間情報分野のプロとしてＵＡＶ（小型無人機）、ＭＭＳ（モービルマッピングシステム）、グリーンレーザ測量など最新技術について説明。「地理空間情報技術の現状を知り、動向を予測することは大切だが、利活用面で自社業務への適用や新たな展開、独自技術の確立、他社との差別化を図っていくことが重要」と話した。