熊本桜町再開発株式会社は26日、桜町地区第一種市街地再開発事業の施工予定者選定公募型プロポーザル審査結果を公表し、鹿島建設(西工区)と大成建設(東工区)を優先候補者に選んだ。今後、価格協議を経て施工予定者を決める。
実施設計段階から施工予定者が技術支援を行う「ECI方式」を採用し、技術評価点と減額低減後概算工事費などで評価した。
西工区には大林組、鹿島建設、大成建設の3社が参加し、技術点を価格点で割った評価点に基づき、技術点の高い2社が優位な中で、図面に基づく見積提案の価格差から優先候補の順位が決まった。東工区については、鹿島建設と大成建設が入札参加基準を満たしていたものの、技術提案書提出段階で1社辞退し再公告したが新たな参加資格申請者は無く、大成建設のみが技術提案書を提出した。
工事概要は、西工区が延床面積7万2000平方b、立体駐車場S造8階建、公益施設棟SRC造地下1階地上6階建、駐車場・バスターミナル・公益施設他。東工区が延床面積7万3930平方b、S造地下1階地上14階建、商業・ホテル・住宅・バスターミナル・事務所。目標工期は、着工が平成28年8月1日、完成・引き渡しが30年11月末を予定している。
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西日本建設新聞社