鋳物メーカーの能作(高岡市戸出栄町、能作克治社長)が高岡市の高岡オフィスパークで移転新築を計画する新社屋は、塩谷建設に施工が決まった。12月に着工し、16年11月の完成を目指す。
S造2階建ての2棟構成。工場棟は延べ床面積約4300平方メートル、観光棟は約660平方メートルとなる。敷地面積は約1万3430平方メートル。
本社工場や高岡銅器団地内に分散する製造部門、物流部門を集約して生産の効率化を図る。さらに、産業観光の拠点として地域活性化の役割も担う。鋳物作りの体験工房やカフェを設置し、バスの駐車もできる観光用駐車場を確保する。総工費は約12億円。
移転後の現本社工場の活用は未定としている。
設計は、アーキヴィジョン広谷スタジオ一級建築士事務所(東京都新宿区下落合)が担当。