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鹿児島建設新聞
2015/10/28

【鹿児島】ドローンによる災害応急対策、協定締結希望を募集

  国土交通省九州地方整備局は初の取り組みとして、小型無人ヘリコプター(ドローン)による災害応急対策活動(撮影・画像解析等)に関する基本協定締結希望者を11月9日まで募集する。締結業者数は10社程度を予定し、応募者多数の場合は「評価基準」に基づいて選定する。 
 今回の協定は、地震、大雨、台風などの異常な自然現象や災害等が発生した際に、ドローンで緊急的な災害の状況把握を行うためのもの。 
 活動場所は、同局管内で発生した災害の業務を必要とする場所で、期間は協定締結日から2016年3月31日まで。 
 主な応募資格は、「測量」「建設コンサルタント」または「役務の提供等」に登録した者で、遠隔操作による空撮用小型無人ヘリコプターを所有し、災害現場において被災状況調査等のための撮影、画像解析等が行える者であること。また、GNSSによる位置の安定機能を使用することなく、安定した離着陸や空中操作ができること。なお、撮影能力および画像解析は@撮影能力(静止画・動画)A画像解析(3D化、縦横断図作成)の性能を求めている。 
 さらに、所有している小型無人ヘリコプターの運用体制(班編制)、メンテナンス体制、緊急時の出動体制が整備されていることの証明や、協定締結希望者と直接的かつ恒常的な雇用関係(3カ月以上)にあること−など。 
 なお、評価基準は@災害現場にドローンを活用し、被災状況調査を行った実績数Aメンテナンス体制B小型無人ヘリコプターの性能(許容風速、飛行時間、到達高度、飛行範囲、撮影成果、画像解析)など、経験や能力(資格・実績等)によって配点される。 
 問い合わせは、局企画部防災課(рO92・476・3544)まで。