金沢市田上本町土地区画整理組合は25日、「田上本町土地区画整理事業完工記念式典」をホテル金沢で開き、1996(平成8)年度から進めてきた同区画整理事業の完工を盛大に祝った。
完工記念式典には地権者をはじめ、県、市、施工業者ら関係者約130人が出席。山根栄進理事長は幾多の困難を乗り越え、無事完工に至ったことは無上の喜びと語り、「完工式を節目に、皆さんとともに町内の融和を大切にし、今後とも住みよい、魅力ある街づくりに努力を重ねていく」とあいさつ。来賓の谷本正憲県知事、山野之義金沢市長、金原博金沢市土地区画整理組合連合会会長(県議会議員)が順に祝辞を述べた。
席上、山根理事長から同事業の調査・測量・設計業務及び計画を担当した日本海コンサルタントの黒木康生代表取締役社長と、施工業者を代表して田上建設の田上淳一代表取締役に感謝状を贈った。また、金沢市の都市計画事業の推進に寄与したことから、山野市長から山根理事長に感謝状が手渡された。
式典後、会場を移して完工記念祝賀会を開催。山根理事長があいさつに立ち、関係者による鏡開きも行われ、「田上本町「朝霧台」(街の愛称)」の完成を喜ぶとともに、さらなる発展に期待を寄せた。
なお、田上本町土地区画整理組合の設立は97年3月。施行面積約54ヘクタール、都市計画道路鈴見新庄線ほか5路線、区画道路、公園6カ所などが整備され、総事業費に約122億円を投じた。