香川県土木部は県営住宅木太コーポラス団地5、6号棟耐震補強計画作成業務を米沢建築設計事務所(高松市)に委託した。業務期間は2016年1月29日までで、予算措置など次年度以降の耐震補強計画の対応方針をまとめる。
木太コーポラス団地は高松市木太町1963ノ1に所在する1〜6号棟、208戸。このうち1・3・5号棟3棟の規模、タイプは同じで鉄筋コンクリート造5階建て延べ2823・90平方b。1号棟は1階に集会所を持つ48戸。他3・5号棟は各50戸。また、2・4・6号棟の3棟もそれぞれ同タイプで鉄筋コンクリート造5階建て延べ1134・21平方b。3棟とも各20戸。
県土木部は木太コーポラス団地を構成する5号棟(建設年度1973年度)と6号棟(建設年度71年度)の老朽化が著しく耐震性不足であるため、この2棟を抽出し耐震補強計画案を作成。それぞれ同タイプのグループに当てはめ準用し、木太コーポラス団地全体の耐震補強計画を作成する。
耐震補強工法の検討では増壁やスリット、この組み合わせなど補強工法やこれに係る費用などを総合的に検討。棟別の耐震補強の対応方針を固める一方で次年度以降の予算要求を行う。
提供:建通新聞社