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西日本建設新聞社
2015/10/27

【熊本】熊本市、上代高橋地区に雨水調整池 4カ年かけて整備

 熊本市は、西区城山上代・高橋地区一帯の浸水対策として、今年度からおおむね4カ年で雨水調整池を整備する。浸水対策を優先的に進める重点6地区の一つ。総事業費はおよそ28億円を見込んでおり、初弾となる遮水工事の一部を年内に発注する方針だ。
 近年のゲリラ豪雨等による局所的な洪水被害をを軽減するのが目的。流域面積は坪井川第3排水区の約180f。
 計画では、上代10丁目の農地約3万平方bの敷地に、容量5万2000立方bの調整池を建設する。構造は掘り込み式で、深さ3b(有効水深2b以上)。
 流入施設として転倒堰1カ所、排水施設としてポンプ場1カ所(毎分19・6立方b×2基)を設置し、貯留した雨水の約半分を自然排水、残りをポンプで強制排水する。
 現在、建設地の文化財調査を進めており、年内をめどに東側の遮水工事を発注する予定。28年度に残りの遮水工事、29年度に流入施設とポンプ場設置、29〜30年度に掘削工事を進め、30年度末の完成を目指す。
 重点6地区の浸水対策は、加勢川第6排水区(シールド管、調整池)と井芹川第9排水区(分水施設)がほぼ完成している。鶯川第2排水区と井芹川第8・10排水区は今年度基本設計を開始する予定。

提供:西日本建設新聞社