大阪府は、新名神高速道路(仮称)八幡インターチェンジ(IC)へのアクセス道路となる、長尾八幡線(都市計画道路内里高野道線)道路改良事業を2016年度から新規整備路線として本格的に着手する。このため16年度に用地測量・実施設計を委託し、17〜20年度に物件調査・用地取得に取り組む。工事は21〜23年度に発注し、新名神高速道路の23年度末全線開通に合わせて同時供用を目指す方針だ。
同線は、枚方市北東部の国道1号から京都府八幡市に建設中の八幡ICとを結ぶ。府の事業延長は1`。国道1号との交差部から延長600b区間が現道拡幅、京都府境までの400b区間は新設となる。
全体幅員は22bで、道路構成は車道4車線(各3・25b)、自転車歩行者道両側(各3・5b)、中央帯1b、路肩両側1b(各0・5b)。現道幅員は16bで、2車線、両側歩道。
全体事業費は約62億円で、内訳は調査費など約1億円、用地費約54億円、工事費約7億円。工事費の内訳は、道路築造工約4億円、舗装工約3億円を見込む。
新名神高速道路は、高槻〜神戸間は当初予定の18年度開通予定を2年繰り上げ16年度末、城陽〜八幡間も同年度末に開通する予定。
京都府境から都市計画道路山手幹線までの区間は、京都府が同時期に道路整備を進める計画。
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建通新聞社