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日刊建設タイムズ社
2015/10/26
【千葉】「出張授業」３０日スタート／年度内１４校／我孫子・湖北小を初弾に／ＣＣＩちばが２年目
千葉県魅力ある建設事業推進協議会（ＣＣＩちば、内海秀幸会長）は今月３０日、我孫子市立湖北小学校の６年生（２クラス、５７人）を皮切りに、本年度の出張授業をスタートする。「千葉県の建設業の仕事～建設現場をのぞいてみよう！～」をテーマに、小学校の社会科学習や中学校のキャリア教育など、幅広い狙いに対応するもの。ＣＣＩちばでは、年度内に県内１４校での出張授業を計画しており、２２日までに９小中学校での実施が決定。これらの授業開発と実施業務は、企業と教育の連携についての専門性と実績を有する「ＮＰＯ法人企業教育研究会」（代表理事＝藤川大祐・千葉大学教育学部教授）に委託。昨年は、県内７校の小中学校で出張授業を行い、延べ７０２人の児童と生徒が建設業に触れた。
「建設業の姿」小中学生に
ＣＣＩちばでは、地元建設業関係者が災害復旧復興工事を通して、地域住民の暮らしを守ってきた姿を伝えるため、小中学生向けの壁新聞「千葉県の災害復興を支える建設業－３・１１東日本大震災－」を作成し、県内の公立全小中学校に配布。また、建設業関係者の日々の活動が、人々の暮らしに密接に関係していることを分かりやすく伝えるため、社会科授業の発展的学習教材として、前述のテーマをもとに授業プログラムをまとめた。その趣旨は、建設業の社会的役割と貢献に関する壁新聞の記事が、小中学校での授業を通して、小中学生に「まちづくり・国づくり」に対する夢と希望を与えることを狙いとしたもの。
染谷源右衛門と印旛沼洪水問題
同授業プログラムによる一連の授業では、印旛沼の水害と闘ってきた先人の歴史を振り返るとともに、印旛放水路で現在も続く工事の様子などを紹介。児童たちは、千葉県の治水の取り組みを通じて、暮らしを支える建設業について学ぶ。
授業の展開としては、児童たちに「こわれた川岸は、だれがどうやって直すのでしょうか」と問いかける。映像で川を辿りながら、江戸時代から苦しんできた新川、花見川（印旛沼）の洪水の問題を想起。印旛沼干拓を最初に試みた人物として知られる染谷源右衛門たちの悲願や洪水の凄さ、鋼矢板の長さと重さの意味と取り扱う技術力、様々な工夫や技術開発により「人々の役に立つ建設業」をはじめ、その仕事に「従事する人の大切さ」と建設業の「重要な役割」に気付かせる。
大きな夢と希望／与える素材提供
ＮＰＯ法人企業教育研究会が示した授業開発テーマは『建設業』×『流れる水のはたらき』。千葉県の治水に取り組む人を題材に、①江戸時代から印旛沼の水害と闘ってきた歴史を振り返る②印旛沼の水を新川・花見川に流すため、軟弱な地盤で治水を行う建設業の仕事を紹介③流水実験器を提供し、河川の浸食・運搬・堆積作用を観察④キャリア教育の視点から関係者が授業に参加し、児童とともに実験を行う――というもの。
外部講師や建設業関係者の体験教材の導入により、地域産業に関する学習をはじめ、キャリア教育及び防災減災教育、さらには、流れる水のはたらきに関する理科の学習指導にも資するものとなる。
地域建設業関係者がゲスト講師
本年度に予定する１４校の「ＣＣＩちば出張授業」のうち、実施が確定した９校は、前述の我孫子市立湖北小を初弾とし、八千代市立大和田西小、松戸市立馬橋北小、四街道市立四街道中、千葉市立土気小、東金市立福岡小、浦安市立日の出小、柏市立風早北部小、流山市立長崎小の順で実施。昨年と同様に、それぞれ地域の建設業関係者をリソースパーソンとしてゲスト講師に迎え、如何に建設業が暮らしの中に密着しているのかを通じて、子どもたちに大きな夢と希望を与える素材を提供していく。
２０１５年度ＣＣＩ小中学校への出張授業（１０月２２日現在）
▽我孫子市立湖北小学校＝〈対象者〉６年生５７人、２クラス（１クラスずつ）〈日時〉１０月３０日（金）、９時３０分～１０時１５分（２限目）、１０時４０分～１１時２５分（３限目）〈ゲスト講師〉板橋寛泰・㈱板橋建設取締役〈担当教諭〉廣内 都氏
▽八千代市立大和田西小学校＝〈対象者〉４年生１５９人、４クラス〈日時〉１１月６日（金）、１１時３０分～１２時１５分（４限目）〈ゲスト講師〉船越博文・㈱船越組代表取締役〈担当教諭〉押元常徳氏
▽松戸市立馬橋北小学校＝〈対象者〉６年生１１０人〈日時〉１１月９日（月）、１１時２５分～１２時１０分（４限目）〈ゲスト講師〉湯浅健司・㈱湯浅建設代表取締役〈担当教諭〉渡辺直人氏
▽四街道市立四街道中学校＝〈対象者〉１年生３０～４０人、２回（選択制）〈日時〉１１月１３日（金）、１３時３０分～１４時２０分（５限目）、１４時３０分～１５時２０分（６限目）〈ゲスト講師〉根本隆彦・東邦建設㈱工事長〈担当教諭〉ＮＰＯ法人企業教育研究会
▽千葉市立土気小学校＝〈対象者〉４年生５４人、２クラス〈日時〉１１月１６日（水）、１０時３５分～１１時２０分（３限目）〈ゲスト講師〉伊藤大介・㈱伊藤工務店取締役〈担当教諭〉岩崎ゆかり氏
▽東金市立福岡小学校＝〈対象者〉６年生２９人〈日時〉１１月１７日（火）、１０時４０分～１１時２５分（３限目）〈ゲスト講師〉内山弘通・鈴木土建㈱代表取締役〈担当教諭〉内山清美氏
▽浦安市立日の出小学校＝〈対象者〉４年生８７人〈日時〉１１月２１日（土）、１３時０５分～１４時４０分の中の４５分〈ゲスト講師〉尾頭博行・尾頭建設㈱代表取締役〈担当教諭〉高橋周太氏
▽柏市立風早北部小学校＝〈対象者〉６年生１１８人、４クラス〈日時〉１１月２４日（火）、１３時４０分～１４時２５分（５限目）〈ゲスト講師〉吉田孝幸・入吉吉田工業㈱代表取締役〈担当教諭〉井上咲穂氏
▽流山市立長崎小学校＝〈対象者〉４年生９０人、３クラス〈日時〉１１月３０日（月）、１３時４５分～１４時４５分（５限目）〈ゲスト講師〉髙橋順一・㈱高橋工務店代表取締役〈担当教諭〉川口佐和子氏
「建設業の姿」小中学生に
ＣＣＩちばでは、地元建設業関係者が災害復旧復興工事を通して、地域住民の暮らしを守ってきた姿を伝えるため、小中学生向けの壁新聞「千葉県の災害復興を支える建設業－３・１１東日本大震災－」を作成し、県内の公立全小中学校に配布。また、建設業関係者の日々の活動が、人々の暮らしに密接に関係していることを分かりやすく伝えるため、社会科授業の発展的学習教材として、前述のテーマをもとに授業プログラムをまとめた。その趣旨は、建設業の社会的役割と貢献に関する壁新聞の記事が、小中学校での授業を通して、小中学生に「まちづくり・国づくり」に対する夢と希望を与えることを狙いとしたもの。
染谷源右衛門と印旛沼洪水問題
同授業プログラムによる一連の授業では、印旛沼の水害と闘ってきた先人の歴史を振り返るとともに、印旛放水路で現在も続く工事の様子などを紹介。児童たちは、千葉県の治水の取り組みを通じて、暮らしを支える建設業について学ぶ。
授業の展開としては、児童たちに「こわれた川岸は、だれがどうやって直すのでしょうか」と問いかける。映像で川を辿りながら、江戸時代から苦しんできた新川、花見川（印旛沼）の洪水の問題を想起。印旛沼干拓を最初に試みた人物として知られる染谷源右衛門たちの悲願や洪水の凄さ、鋼矢板の長さと重さの意味と取り扱う技術力、様々な工夫や技術開発により「人々の役に立つ建設業」をはじめ、その仕事に「従事する人の大切さ」と建設業の「重要な役割」に気付かせる。
大きな夢と希望／与える素材提供
ＮＰＯ法人企業教育研究会が示した授業開発テーマは『建設業』×『流れる水のはたらき』。千葉県の治水に取り組む人を題材に、①江戸時代から印旛沼の水害と闘ってきた歴史を振り返る②印旛沼の水を新川・花見川に流すため、軟弱な地盤で治水を行う建設業の仕事を紹介③流水実験器を提供し、河川の浸食・運搬・堆積作用を観察④キャリア教育の視点から関係者が授業に参加し、児童とともに実験を行う――というもの。
外部講師や建設業関係者の体験教材の導入により、地域産業に関する学習をはじめ、キャリア教育及び防災減災教育、さらには、流れる水のはたらきに関する理科の学習指導にも資するものとなる。
地域建設業関係者がゲスト講師
本年度に予定する１４校の「ＣＣＩちば出張授業」のうち、実施が確定した９校は、前述の我孫子市立湖北小を初弾とし、八千代市立大和田西小、松戸市立馬橋北小、四街道市立四街道中、千葉市立土気小、東金市立福岡小、浦安市立日の出小、柏市立風早北部小、流山市立長崎小の順で実施。昨年と同様に、それぞれ地域の建設業関係者をリソースパーソンとしてゲスト講師に迎え、如何に建設業が暮らしの中に密着しているのかを通じて、子どもたちに大きな夢と希望を与える素材を提供していく。
２０１５年度ＣＣＩ小中学校への出張授業（１０月２２日現在）
▽我孫子市立湖北小学校＝〈対象者〉６年生５７人、２クラス（１クラスずつ）〈日時〉１０月３０日（金）、９時３０分～１０時１５分（２限目）、１０時４０分～１１時２５分（３限目）〈ゲスト講師〉板橋寛泰・㈱板橋建設取締役〈担当教諭〉廣内 都氏
▽八千代市立大和田西小学校＝〈対象者〉４年生１５９人、４クラス〈日時〉１１月６日（金）、１１時３０分～１２時１５分（４限目）〈ゲスト講師〉船越博文・㈱船越組代表取締役〈担当教諭〉押元常徳氏
▽松戸市立馬橋北小学校＝〈対象者〉６年生１１０人〈日時〉１１月９日（月）、１１時２５分～１２時１０分（４限目）〈ゲスト講師〉湯浅健司・㈱湯浅建設代表取締役〈担当教諭〉渡辺直人氏
▽四街道市立四街道中学校＝〈対象者〉１年生３０～４０人、２回（選択制）〈日時〉１１月１３日（金）、１３時３０分～１４時２０分（５限目）、１４時３０分～１５時２０分（６限目）〈ゲスト講師〉根本隆彦・東邦建設㈱工事長〈担当教諭〉ＮＰＯ法人企業教育研究会
▽千葉市立土気小学校＝〈対象者〉４年生５４人、２クラス〈日時〉１１月１６日（水）、１０時３５分～１１時２０分（３限目）〈ゲスト講師〉伊藤大介・㈱伊藤工務店取締役〈担当教諭〉岩崎ゆかり氏
▽東金市立福岡小学校＝〈対象者〉６年生２９人〈日時〉１１月１７日（火）、１０時４０分～１１時２５分（３限目）〈ゲスト講師〉内山弘通・鈴木土建㈱代表取締役〈担当教諭〉内山清美氏
▽浦安市立日の出小学校＝〈対象者〉４年生８７人〈日時〉１１月２１日（土）、１３時０５分～１４時４０分の中の４５分〈ゲスト講師〉尾頭博行・尾頭建設㈱代表取締役〈担当教諭〉高橋周太氏
▽柏市立風早北部小学校＝〈対象者〉６年生１１８人、４クラス〈日時〉１１月２４日（火）、１３時４０分～１４時２５分（５限目）〈ゲスト講師〉吉田孝幸・入吉吉田工業㈱代表取締役〈担当教諭〉井上咲穂氏
▽流山市立長崎小学校＝〈対象者〉４年生９０人、３クラス〈日時〉１１月３０日（月）、１３時４５分～１４時４５分（５限目）〈ゲスト講師〉髙橋順一・㈱高橋工務店代表取締役〈担当教諭〉川口佐和子氏
