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　石川県土木部都市計画課は、交通量が増加している金沢市内の兼六園下交差点改良に合わせて、近くに建つ兼六駐車場（同市小将町地内）の全面建て替えを計画しており、現在、日本工営に委託して基本構想の策定作業を進めている。
　兼六園下交差点（５差路）は、金沢外環状道路山側幹線全線開通の影響により交通量が増加しており、とりわけ観光シーズンは兼六駐車場への入庫待ちの車両で渋滞している。
　これを受け県では交差点改良（車線増設など）と兼六駐車場の建て替えを一体的に行うことを決めた。このうち交差点詳細設計は日本海コンサルタントが担当している。
　建て替えられる兼六駐車場は、もともと普通車４８２台、大型バス３２台を収容していたが、昨年度に旧館部分（普通車１２４台収容）を先行して解体するとともに大型バス２０台分の駐車場を国の出先機関が入る金沢広坂合同庁舎横にある県有地において暫定的に確保。現在は新館と旧館跡地の平面部を利用して普通車４８２台と大型バス１２台を収容している。
　建て替えに際しては建物高さ制限が２０メートルであること、１台あたりの駐車枡を広く確保することなどを考慮する。今年度に基本構想を取りまとめ、本格的な設計や工事に備えることにしている。