9月議会案件となっていた静岡市の150号中島バイパス中島高架橋の2015年度整備分は、20日に議決したことでいよいよ着工する。市では16年度、15年度下部工施工分の上部工の発注を予定しており、16、17年度の2カ年で全高架橋工事を完了する。
15年度は120bの上部工とそれに続く130b区間の下部工工事を発注したが、16年度は130b区間の上部工を実施する。発注時期は、議会案件対象となるか否かで微妙な差が生じるものの、秋口の発注を目指すことになりそうだ。
平均幅員は、11・8b。130b区間は、PC5径間連続2主版桁橋となっている。
また、17年度には同区間の舗装、照明、看板などの付帯工事全般を進める。
中島バイパス整備は、静岡県の事業として進められてきたものを、1998年に政令市となった静岡市が引き継いだ。
延長2・3`のうち平面開通区間1・1`、供用済み区間0・9`。10年に平面部で暫定開通している。延長2・3`のうち800bは高架部で、うち550bは完成済みとなっている。
焼津方面から清水方面、清水方面から焼津方面へと向かう車が高架を通ってスムーズに進行することで、中島交差点の交通渋滞解消を図る。
提供:建通新聞社
(2015/10/23)
建通新聞社 静岡支社