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大分建設新聞社
2015/10/23

【大分】請負金額17.1%減、9月の県内公共工事

 西日本建設業保証椛蝠ェ支店は、同社の保証取り扱いからみた県内の9月の公共工事動向を発表した。請負件数は531件で前年同月比4・8%減、請負金額は164億6800万円で同17・1%減と、件数、金額ともに4ヵ月連続減少となった。27年度4〜9月の累計請負金額は、6・0%減の837億円だった(金額は、いずれも税込み)。
 発注者別では、九州地方整備局など国は、件数が前年同月比10・5%増の21件、請負金額は18・6%減の14億9700万円。独立行政法人等は、同75・0%減の1件、同95・5%減の7000万円だった。
 県は同2・5%増の375件、同5・9%減の100億3100万円。市町村は同24・2%減の122件、同23%減の37億9800万円。その他の公共的団体は同50・0増の12件、同25・0%増の10億7000万円。これは、大分県社会福祉事業団が発注した宇佐市の新地域総合支援センター新築工事の4億5300万円によるところが大きい。
 このほかの大型工事は佐伯市が26年度に発注した蒲江統合小学校校舎建設(建築主体)工事の27年度分5億3000万円、杵築市発注の、27・28年度にまたがる市道錦江橋線道路改良工事の27年度分3億400万円など。
 27年度4〜9月の地区別累計請負金額は、減少率が最も大きかったのは、中津の49億1200万円(前年同期比52・2%減)。次いで佐伯が67億4200万円(同47・9%減)、玖珠が23億1900万円(同46・5%減)。減少はこの3地区で他の9地区は増加している。
 地区別累計請負金額のトップは、5ヵ月連続の大分地区277億9800万円(同5・1%増)と全12地区の中での構成比は33・2%を占めたが、8月に比べ構成比はやや低下した。
 沖縄を含む九州8県の累計請負金額は、8934億円(同12・6%減)。8県全てで減少した中にあって大分県は同6・0%減と減少率が最も小さい。請負金額の最多は福岡県で2447億円(同11・4%減)。大分県の金額順位は3ヵ月連続6位。

提供:大分建設新聞社