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　リニア中央新幹線の建設へ鉄道建設・運輸施設整備支援機構の関東甲信工事局は、県内の地質調査２件（山梨４、山梨５）の公募型競争入札の手続きを開始した。対象場所は、山梨４が中央市と南アルプス、山梨５が南アルプス市、富士川町。
　同機構がリニア建設で山梨県内で本年度に発注を予定する地質調査は５件。既に山梨１（場所は笛吹市・甲府市）は公募手続きを進め、今月21日に指名競争入札を告示した。開札日は12月４日。履行期間は18カ月間。
　山梨２（甲府市）、山梨３（甲府市および中央市）についても公募型競争入札の手続きを行っている。
　山梨４、山梨５ともに参加資格は「地質調査」。参加表明は11月５日まで。企業の実績や能力、配置予定主任技術者の経験や能力などを評価し、指名通知を行う。開札は２０１６年１月８日。履行期間は18カ月間。それぞれ構造物設計に必要な地質調査や地下水調査などを行う。
　同機構では、山梨県以外でも「中部地区地質調査13業務」（長野県南部、中央アルプス）と「中部地区地質調査14業務」（岐阜県東濃山岳部）を発注しており、それぞれ応用地質が７月27日に落札した。
　山梨４、山梨５の役務内容は次のとおり。
　◆山梨４＝土質ボーリング９４０ｍ（π１１６�o、π66�o）、サンプリング28本、土質試験一式、サウンディングおよび原位置試験一式、地下水調査一式。
　◆山梨５＝土質ボーリング８８５ｍ（π１１６�o、π66�o）、サンプリング18本、土質試験一式、サウンディングおよび原位置試験一式、地下水調査一式。