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　横浜市経済局は、金沢産業団地に医療関連企業を集積するため、文献やアンケート・ヒアリング調査を開始する。結果を分析して金沢エリアへの立地が期待できる企業分野と立地誘導方策を検討するほか、大学や医療関連企業と金沢エリアの中小製造業との連携方策、中小製造業の医療関連分野への参入支援策を考える。
　これに向け「金沢産業団地周辺エリア医療関連企業等集積調査・検討事業」の委託先選定でプロポーザルを実施し日本総合研究所（東京都品川区）を特定、10月９日に６００万円で委託した。
　委託業務はまず文献などにより▽社会経済環境の変化と医療関連各分野の成長性▽国内の医療関連産業の横浜市の特徴▽横浜市域の医療関連産業拠点の特性▽金沢エリアの医療関連企業の集積につながる地域資源▽他都市の先進事例を踏まえた目指すべき拠点イメージ▽金沢産業団地周辺エリアの活性化に資する分野（重点分野）の設定―を調査する。
　その上でアンケート調査を行うための対象者と調査内容を立案するとともに、ヒアリング調査の対象者と調査内容を立案する。
　調査結果を踏まえ、市の立地誘導策や金沢エリアの中小企業と医療関連企業・大学などとの連携策を検討し、マッチングなどの施策の展開を考える。
　調査期間は２０１６年２月まで。
　金沢産業団地周辺エリアには市大医学部や高度な技術を有する中小製造業が集積する。企業や大学をポテンシャルの高い”地域資源”とし、連携策や支援策を検討する。
　提供：建通新聞社