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鹿児島建設新聞
2015/10/22

【鹿児島】東九州自動車道整備、鹿屋市細山田で土地収用

  東九州自動車道「日南〜志布志間」のうち、本県側の都市計画変更に向けた縦覧が県などで始まった。その中で、主な構造物はとして(仮称)夏井ICの設置計画のほか、前川とJR日南線を2カ所でまたぐ個所で橋梁3基があることが分かった。また、鹿屋市串良町細山田では土地収用法による裁決手続きか決定し、用地買収が詰めの段階に入った。 
 手続きが進む路線名は、志布志都市計画道路「串間志布志線」。本県側の延長は、県境(同市志布志町夏井)から(仮称)志布志IC(同市志布志町志布志見帰)までの約8130m。施行者は九州地方整備局大隅河川国道事務所。 
 ルートは、鉄塔や墓地、集落、砂防指定地などを避けて丘陵部に設定している。そのため、ほとんどが掘割式(切土)、嵩上げ式(盛土外)となる。市道等と交差する部分をコンクリート構造物でまたぐ形となる。 
 構造形式は、県境側から掘割式約360m、嵩上式約490m、掘割式約810m、嵩上式約1170m、掘割式約860m。幅員は、車道部3・5m、路側帯1・5m、中央分離帯1・5mの代表幅員12m(2車線)。設計速度は80q/h。 
 また、整備が進む志布志ICから鹿屋串良JCT間で今回、土地収用法の対象となる場所は、鹿屋市串良町細山田字井料にある山林の一部。収容しようとする土地の面積は2004・88u、使用しようとする土地の面積が886・72u。県収用委員会で手続きを進めている。 
 同道は、福岡県内の椎田南ICから豊前ICが2016年春に供用すると、宮崎市と北九州市が一本の高速道で結ばれる。現在、本県内と宮崎県の清武南ICから日南ICが整備中。県境間(日南〜串間〜志布志)では現在、都市計画決定に向けた作業が行われている。