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日刊建設タイムズ社
2015/10/21

【千葉】建技研で側道等詳細設計/三郷流山橋取付部/工事道路、迂回路を新設

 県東葛飾土木事務所は、主要地方道越谷流山線(仮称)三郷流山橋取付部の道路詳細設計を建設技術研究所(千葉事務所・千葉市中央区新町18―14)に委託した。委託金額は1357万4000円(予定価格1849万円)。工期は2016年3月25日。側道や迂回道路、工事用道路などの詳細設計を実施する。取付部橋梁の詳細設計も同社に委託しており、橋梁を含めた取付部の詳細設計が本格化する。
 設計は本線・側道の詳細設計と迂回道路の詳細設計。本線、側道の設計では平面交差点詳細設計を併せて実施。迂回道路の設計では、迂回道路、工事用道路と迂回道路、迂回路道路交差点の詳細設計を行う。交差点は3か所を予定。
 本線は松戸野田線バイパスの茂呂神社付近から西側へ約230mの区間。そこから道路は高架し、県道松戸野田線の中央消防署付近までの高架区間330mに側道が付く。交差点は起点となる県道松戸野田線、終点となる松戸野田線バイパスとの交差のほか、中間で流山市道221号線の3か所。交差点はいずれも平面交差。また、工事用道路として本線の北側に約430mを新設し、本線南側に迂回道路約560mを新設する。
 側道の道路幅員は上下線片側各11m。側道5mと歩道3m、側道と歩道の間の植樹帯が3m。今回の設計では、歩道等、取付道路等の設計や施工途中の車線変更等の設計を併せて実施。本線及び側道の設計では歩道等、取付道路等及び施工途中の車線変更等の設計を含んで実施する。
 同事業では13年5月に県道松戸野田線から松戸野田線バイパスまでの約561mが事業認可となり、事業に着手した。
 本県側取付部は、主要地方道松戸野田線バイパスから江戸川堤防付近までの約830m。道路幅員は23・8m〜32・0mで4車線。このうち橋梁は盛土部分を合わせ約570m。橋梁が約470mで、バイパス側と江戸川側の盛土が約100m(バイパス側65m、江戸川側35m)。
 上部工の形式は鋼3径間少数主桁連続鈑桁橋(橋長123m、上下線分離)、鋼7径間少数主桁連続鈑桁橋(橋長316m、上下線分離)、単純合成床版橋(橋長31m、上下線分離)の3タイプ。下部工は橋台が逆T式橋台2基(A1、A2、上下線一体)、橋脚が逆T式橋脚3基(P1〜P3、上下線一体)とラーメン式橋脚7基(P4〜P10、上下線一体)で、いずれも場所打ち杭。橋梁の詳細設計は7月1日の指名競争入札で建設技術研究所に9669万円(予定価格1億4249万5200円)に委託した。
 同事業は、流山橋周辺地域の混雑緩和、つくばエクスプレス沿線開発に伴う幹線道路ネットワークの強化を目的に、江戸川を渡河する新橋を計画し、本県と埼玉県の共同施行により実施している。
 事業区間は流山市三輪野山地先〜埼玉県三郷市田中新田地先。本県の主要地方道松戸野田バイパスと埼玉県の主要地方道三郷松伏線を結ぶ。埼玉県を含む事業延長は1960m。このうち本県側の延長は1280m。取付部は松戸野田線の現道から松戸野田線バイパスまでの830m。埼玉県側の延長は約680m。渡河部が444m。道路幅員は渡河部23・8m、取付部23・8〜32m(4車線)。道路規格は4種1級で時速60q。
 橋梁の渡河部については、埼玉県が事業主体となることで本県と埼玉県が合意し、昨年度で基本協定を締結。埼玉県が昨年度で詳細設計を委託した。上部工の形式は7径間連続鋼細幅桁橋で、橋長444・0m、幅員23・8m。下部工は逆T式橋台2基(A1、A2)、橋脚は張出式橋脚6基(P1〜P6)。基礎は橋台が場所打杭2基、橋脚が場所打杭2基と井筒4基。設計は近代設計が担当。k_times_comをフォローしましょう
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