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鹿児島建設新聞
2015/10/20

【鹿児島】県土木部発注の入札事務誤り、8月末時点で7件発生 

 県土木部発注の入札事務誤りが、2015年度8月末現在で前年度同月比5件減の7件発生していることが分かった。12年度は42件、13年度は35件、14年度は35件で、主な原因は、設計額の積算誤りや公告・指名通知の内容誤りとしている。19日に開かれた県議会決算特別委員会で明らかになった。 
 これまでの取り組みは、 11年1月に入札事務誤りの再発防止対策を策定、チェックリストによる確認の徹底などに取り組み、13年度には入札事務誤りの発生原因を踏まえた積算システムの改良等を行ったほか、同年7月に各地域振興局・支庁に同対策の徹底を通知した。 
 さらに、記載誤りなどのヒューマンエラーを極力排除しようと14年3月は、設計書作成時および精査時における留意点、誤りの多い事例をまとめた積算誤り事例集を作成するなど対策を打ち出した。 
 また、同日に行われた環境林務部の審査で入札事務誤りは、8月末時点で1件発生していることを報告。12年度は2件、13年度は3件、14年度は4件だった。原因は積算誤りで土木部と同様に積算誤り防止の徹底を要請しているほか、過去の入札事務誤りの事例を周知し、類似の誤り防止の徹底を行っている。