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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/10/19

【山梨】中山間甲斐駒東部地区に新規着手へ

 県農政部は、北杜市の武川町と白州町で「中山間地域総合整備事業甲斐駒東部地区」の新規着手を計画。県の公共事業評価委員会に諮り、実施が妥当とされた。2016年度に着手し、区画整理や鳥獣害防止施設の整備を先行して行う計画。
 同地区は北杜市の西部に位置し、ブランド米やキュウリなどの栽培が盛んだが、小区画の農地や用排水施設の老朽化が進み、野生獣害が発生しているため、区画整理や水路などの基盤整備を行うことを計画した。
 整備内容は、区画整理12・0h(4カ所)、用排水路4・6q(18施設)、農道2・2q(4路線)、鳥獣害防止施設12・2q(4路線)。事業期間は16年度から24年度まで。総事業費は約19億円(国費10億4500万円、県・市が各5億7000万円)。
 事前評価としては、費用19億3000万円に対して便益は25億5000万円で、費用便益比は1・32となり事業採択基準の1・0を越えている。地元では協議会が設置され事業の熟度が高まっており、事業評価委員会では実施が妥当と判断した。
 全体計画は次のとおり(カッコ内は事業費)。
 ◆16年度=測量、設計(5000万円)◆17年度=区画整理、用排水路(2億円)◆18年度=区画整理、用排水路、鳥獣害防止施設(2億5000万円)◆19年度=区画整理、用排水路、鳥獣害防止施設(3億5000万円)◆20年度=区画整理、用排水路、鳥獣害防止施設(3億円)◆21年度=用排水路、農道(2億5000万円)◆22年度=用排水路、農道(2億5000万円)◆23年度=農道(1億5000万円)◆24年度=農道(1億円)