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建通新聞社
2015/10/16

【大阪】正蓮寺川公園 16年度は千鳥橋上流隣接部

大阪市建設局は、正蓮寺川公園の新設工事に2016年度から着手する計画だ。16年度は、計画地の中で最も利用者が多くなることが見込まれる千鳥橋から隣接する上流側の約1・8fのエリアで整備工事を進める考え。
 14年に環境設計(大阪市中央区)がまとめた基本設計によると、高見公園南端との接続箇所を展望・広場ゾーンとして多目的広場を配置する。同ゾーンから千鳥橋までを交流ふれあいゾーンとし、歩行者専用道路(幅員12b)を中心に、キッズコーナーやバーゴラ、ストレッチ広場、アクセス坂路を配置、多目的芝生広場を千鳥橋の隣接箇所に整備する。
 同下流側からは、にぎわいの広場ゾーンで観覧席があるイベント広場やコミュニティー花壇、サブイベント広場を配置し、森巣橋隣接部に多目的芝生広場を設ける。トイレは千鳥橋と森巣橋の隣接部に設ける。
 16年度に工事発注予定の1・8fは、交流ふれあいゾーンの一部で、多目的芝生広場を配置する箇所が中心。また、工事発注箇所以外の交流ふれあいゾーンと展望・広場ゾーン(合計約4・3f)のうち、予算を確保できる範囲で実施設計を委託し、17年度での工事発注に備える考え。
 公園新設整備に伴う実施設計は、制限付一般競争入札で公告済みで、11月9日に開札する。
 同公園は、地下化した正蓮寺川と阪神高速淀川左岸線(T期区間)の上面に整備するもので、正蓮寺川の上〜下流部に至る総延長2・5`、総面積約18・8f。幅40〜90bの細長い都市公園。そのうち、大阪市此花区四貫島2丁目と同区伝法2丁目に架かる森巣橋〜高見公園南端(福島区大開4丁目)までの延長1・1`、約7fを先行整備する計画。先行整備エリアは20年度の完成を目指す。場所は大阪市此花区伝法1丁目他。
 正蓮寺川の阪神高速淀川左岸線1期区間では、阪神高速道路が進める工事は15年内に完了する。今後は公園事業の上面整備と、現在施工中の下水道事業此花下水処理場ポンプ場整備が進められていくことになる。

提供:建通新聞社