松阪市は、「松阪市における水環境整備と浸水対策の推進」として、2010〜14年度の5カ年で整備を進めてきた公共下水道事業の目標達成状況や事業効果の発現状況などを公表した。
公共下水道の処理人口普及率は、10年度に42・9%に対して14年度に50・2%としており、約1万2000人が新たに公共下水道の利用が可能となった。雨水管渠整備などの浸水対策では、この5カ年で愛宕川排水区、神道川排水区、小黒田第5排水区、小黒田第6排水区、小黒田第7排水区、九手川第1排水区のうち約10・8fで浸水被害の低減を可能とした。
下水道施設(マンホール)の耐震化工事では、14年度までに60%の達成を目標としていたが、達成率は24・7%となった。耐震性詳細診断や耐震化が必要であるマンホールの耐震化については100%としており、マンホールトイレ整備工事の実施率が3・4%であったことから、最終目標数値を下回ることとなった。
今回の5カ年での下水道整備事業うち汚水管渠整備工事(未普及解消)に投じた事業費用は次の通り(@事業期間A計画事業費B実績事業費)
▽松阪第1処理分区汚水幹線管渠(施工延長1829b)@10〜14年度A4億2000万B6億7500万▽松阪第2処理分区汚水幹線管渠(施工延長832b)@10〜14年度A8000万B2億7200万▽松阪第3処理分区汚水幹線管渠(施工延長1173・6b)@10〜14年度A1億7500万B4億5500万▽松阪第1処理分区汚水枝線管渠(施工面積71・8f)@10〜14年度A22億1100万B22億2600万▽松阪第2処理分区汚水枝線管渠(施工面積20・5f)@10〜14年度A10億8800万B6億9000万▽松阪第3処理分区汚水枝線管渠(施工面積35・4f)@10〜14年度A15億6300万B8億1900万▽松阪第4―1処理分区汚水枝線管渠(施工面積11・1f)@10〜14年度A3億6000万B2億9600万▽松阪第5―1処理分区汚水枝線管渠(計画施工面積1・3f)@12〜14年度A3900万B0円▽松阪第6―1処理分区汚水枝線管渠(計画施工面積3・6f)@12〜14年度A1億円B0円▽三雲第2処理分区汚水枝線管渠(計画施工面積1f)@12〜14年度A3000万B0円
提供:
建通新聞社