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北陸工業新聞社
2015/10/16

【石川】次期河川整備計画案を示す/金沢市総合治水対策推進協/会長は玉井氏

 金沢市総合治水対策推進協議会の15年度第1回会議は15日、市役所庁舎内で開いた。委員改選に伴い、玉井信行東京大学名誉教授を会長に選ぶとともに、市側が「次期河川整備5カ年計画案(16〜20年度)」の概要などを説明し、意見を交わした。
 現在の河川整備7カ年計画が今年度末での終了を受け、市では現計画の進捗状況、実施内容を検証した上で、さらなる治水安全度を高めるため、次期計画を策定し、着実に各事業の推進を図っていく方針を示した。
 計画案によると、都市基盤河川「弓取川」「木曳川」「大宮川」と、準用河川「柳瀬川」「馬渡川」を重点整備河川に位置付ける。また、河川別の実施内容(目標設定)が提示され、弓取川は直江、大河端区画整理隣接個所の護岸整備(護岸延長390メートル)を実施し、木曳川では寺中水門までの整備(同220メートル)を完成させる。大宮川は樋管工5基の整備によって1期区間の完成(水門除く)と、2期区間の用地取得を進めていく。柳瀬川では湖南運動公園(右岸)までの整備(同150メートル)、馬渡川は県道橋(中道橋)手前までの整備(同250メートル)を進めていく。20年度末における整備目標率も設定し、弓取川95%、木曳川50%、大宮川66%、柳瀬川72%、馬渡川69%としている。
 このほか、昨年度に策定した「大野川左岸地区浸水対策基本構想」の内容や、今年度の同市における各種取り組みも報告された。

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