建通新聞社(中部)
2015/10/16
東海市 児童発達支援センター新設 旧大堀保育園跡地に
東海市は、児童発達支援センターの建設用地となる旧大堀保育園跡地の用地取得費などに、9月補正予算で5186万円を計上した。
跡地には、社会福祉法人さつき福祉会(東海市荒尾町油田48ノ7)が児童発達支援センターを新設するため、近く同福祉会が基本・実施設計を委託する予定だ。
同事業は、大堀保育園が近隣に移転したため、市が旧施設を解体し、跡地の敷地約2800平方bと新たに約1600平方bの用地を取得し、同福祉会に貸し付ける。設計・工事などは同福祉館が発注し、知的障害児と肢体不自由児が通園する施設として整備する。
新たな児童発達支援センターには、市が運営するあすなろ学園と、社会福祉法人さつき福祉会が運営するカトレア学園が入居する。両学園の運営は従来通り、市と同福祉会がそれぞれ担当し、新施設の管理・運営は同福祉会が担当する。
旧大堀保育園の敷地と新たに取得した用地を合わせた約4400平方bの建設地には、段差がある。このため、新施設の外見は半地下のような構造で、地上2階建て程度を想定している。詳細は基本設計の中で詰める。定員は70人の予定。
今後の計画では、2015年度に市は用地取得と並行して、旧大堀保育園を解体(10月21日入札)。同福祉会は近く基本・実施設計を委託し、工事は16年度に同福祉会が発注する。順調に進めば、17年4月のに開設を行う予定だ。
また、移転するあすなろ学園(東海市加木屋町泡池3ノ2)の跡地利用方法については、▽現施設を活用▽取り壊して公園として整備▽隣接する加木屋南小学校の一部として活用―など、今後庁内で検討する。
提供:建通新聞社