田原市は、市内の小学校3校を統合した「伊良湖岬小学校」を現在の伊良湖岬中学校の敷地内に移転・新築する計画で、建設に係る基本構想策定と基本設計、小学校建設に伴う道路改良事業の事業者をプロポーザル方式で募集している。参加申込書・技術提案書の提出は11月5日まで。1次、2次審査などを経て、12月22日(予定)に結果を選定者に通知する予定。
プロポーザルの参加条件は▽田原市の入札参加資格を有する者で愛知県内に登録所在地がある▽1995年4月1日以降に延べ3000平方b以上の小中学校の新築、増築、改築の基本設計、実施設計を元請けとし履行した実績を有する▽管理技術者、意匠主任技術者、構造主任技術者、設備主任技術者を各1人配置し兼任は不可とする―など。
今後の主なスケジュールは、1次審査を11月11日に行い、結果を11月13日に通知する予定。2次審査用の技術提案書を11月30日まで受け付け、12月4日のプレゼンテーションを経て、12月22日に2次審査の結果を通知する見通し。履行期間は16年8月31日まで。
伊良湖岬小学校の新校舎は、すでに廃校となった旧和地小学校(和地町)、旧堀切小学校(堀切町)、旧伊良湖小学校(伊良湖岬町)の3校を再編し、現在の伊良湖岬中学校(小塩津町)の敷地と同中学校北側拡張用地に整備する。敷地面積は約2万3000平方bで、延べ約3100平方bの校舎と延べ約1000平方bの屋内運動場を建設する計画だ。
市が想定する児童数は約150人。施設規模は、教室は普通教室6室、特別支援教室2室、特別教室9室(理科教室、音楽教室、家庭科室、コンピューター室、図書室など)のほか、多目的スペースを設置する。屋内運動場は700平方b程度、プールは25bの6コース、放課後子ども教室を200平方b程度、防災倉庫を100平方bで予定する。
また、小学校建設に係る地質調査、敷地内の道路の付け替えに関する北側道路改良(交差点改良を含む)と東側道路拡幅についてもまとめる。
市はすでに、伊良湖岬小学校を旧和地小学校の校舎を活用して、4月に開校しており、新校舎への移転時期(開校)は2020年度を目標としている。
提供:建通新聞社" target="_blank">