日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/10/14
【埼玉】須田新座市長が区画整理等重点の編成方針等
須田健治新座市長は2016年度予算編成にあたり、各部局長などへ基本方針・重点項目などを通達した。16年度の実施を前提に検討を行う重点項目は仮称・大和田二・三丁目地区土地区画整理事業をはじめとする土地区画整理事業、都市高速鉄道12号線延伸促進、志木駅南口周辺整備、新庁舎建設など。
大和田二・三丁目地区土地区画整理事業は年度内の事業認可取得を目指している。自立した都市として生き残っていくための方策として市街化調整区域の有効活用による良好なまちなみの形成を掲げており、この一つに同区画整理事業を挙げている。
12号線延伸については今年度に開催が見込まれる交通政策審議会で、国の方針が示される見通し。これまで市域北側の志木駅、南側の新座駅を中心に発展してきたが、延伸が実現すれば中央エリアのまちづくりも推進できる。
各部局などからの予算要求は21日に締め切られる。11月の企画財政部長査定、16年1月上旬までの市長査定を経て、同月末までに予算案を確定する。
大型事業を除く、主な重点項目は次のとおり。
▽観光都市づくり=新座みかん園の整備など
▽安全・安心のまちづくり=公共施設等総合管理計画に基づく施策の推進、耐震診断・補強工事補助推進など
▽高齢者・障がい者など福祉施策=障がい者施設の整備など
▽子育て支援=放課後児童保育室の拡充など
▽行政改革=旧保育園などの解体・用地返還、不用土地の売却など