廣瀬とナミックスの共同会社NHネクスト(廣瀬徳男代表取締役)は9日、胎内市の新潟中条中核工業団地で胎内メガソーラー太陽光発電所の竣工式を開催した。
式には、行政関係者や施工協力など約20人が出席し、玉串奉奠など神事が行われた。その後の記念祝賀会で廣瀬代表取締役があいさつに立ち、「環境負荷の少ない再生可能エネルギーで地球環境にやさしく、地域貢献できるものと確信している。地域との連携を密に電力の安定供給に努める」と抱負を述べた。
来賓で県産業労働観光部の武本清志副部長が「県が公募した太陽光発電事業に提案をもらい同社に決定した。県内民間事業者としては最大級。さらなる普及につながる」と泉田裕彦知事の祝辞を代読。吉田和夫胎内市長は「エネルギー自給率の向上と再生可能エネルギー導入に取り組んでおり、工業団地のイメージアップになる」と期待を寄せた。NHネクストの小田嶋壽信取締役(ナミックス代表取締役)が「高い発電量を成すべくメンテナンス、管理に努める」と述べ乾杯。竣工を祝うとともに、無事故での稼働やクリーンエネルギーを次代につなげていくことを祈念した。
胎内メガソーラー太陽光発電所は、県と賃貸借契約を結んだ敷地18・8ヘクタールに4万3020枚のパネルを設置。発電最大出力が約11メガワット、年間発電量は一般家庭3330世帯分に当たる1215万キロワットを見込む。発電事業者は笹口浜・鴻ノ巣地区がNHネクスト、鴻ノ巣地区が廣瀬。施工協力は本間電機工業、日鉄住金物産、富士電機、世紀東急工業、高橋土建、葵建設、ジーエス。