日本工業経済新聞社(山梨)
2015/10/14
【山梨】リニア地質調査2件公示
リニア中央新幹線の建設に伴い、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の関東甲信工事局は、県内の地質調査2件(山梨2、山梨3)の公募型競争入札の手続きを開始した。
対象場所は、山梨2が甲府市、山梨3が甲府市および中央市。それぞれ構造物設計に必要な地質調査や地下水調査などを行う事業者を募る。
役務内容は、土質ボーリングは、山梨2が990m(π116o、π66o)、山梨3が760m(同)。サンプリングは、山梨2が66本、山梨3が25本。そのほか土質試験一式、サウンディングおよび原位置試験一式、地下水調査一式を行う。
2件とも、参加資格は「地質調査」。参加表明の受け付けは10月26日まで。企業の実績や能力、配置予定主任技術者の経験や能力などを評価し、指名通知を行う。開札は12月18日。履行期間は18カ月間。
県内のリニア地質調査では、「山梨1」の公募型入札の手続きも行っている。対象場所は笛吹市・甲府市。開札は12月4日。履行期間は18カ月間。
同機構の発注計画(10月)では、山梨県内で残されている地質調査2件を第4四半期に2件、公募型入札で発注する。場所は、「中央市、南アルプス市」と「南アルプス市、富士川町」。
山梨県以外でも、「中部地区地質調査13業務」(長野県南部、中央アルプス)と「中部地区地質調査14業務」(岐阜県東濃山岳部)を発注しており、それぞれ応用地質が7月27日に落札した。