対象は再開発ビルU棟(複合棟・駐車場棟) 事業協力者 21日まで受け付け 九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)の開業に伴う「諫早駅東地区第二種市街地再開発事業」に関して、諫早市は今月7日から事業協力者の募集を開始した。全体計画のうち再開発ビルU棟(複合棟・駐車場棟)が建設される敷地が今回募集される対象範囲(=図参照)。事業協力者の募集に際し市は、関心表明書を今月21日までに提出するよう求めている。
事業協力者の業務内容は▽施設計画・設計・施工に関すること▽建物の管理運営に関すること▽保留床処分に関すること▽テナント誘致に関すること―など。関心表明書提出者に対し10月23日頃、事業協力者募集要項を配布。11月中旬頃までに応募申込書の提出を求め、12月初旬頃までに応募参加者を決める。事業企画提出書の提出期限を来年1月下旬頃に設定。2月に審査委員会を開き検討。3月をめどに事業協力者を決定する考えでいる。
応募資格は▽大規模建築物(住宅・商業施設を含む複合施設で、高さ31b以上かつ延べ床面積2万平方b以上)の設計および施工の実績または発注実績を有する者▽市街地再開発事業の参画(参加組合員・特定事業参加者・特定建築者・特定業務代行者等)の経験を有する者▽大規模建築物の管理もしくは運営実績を有する者またはそれらの実績を有する者の誘致等が可能である者▽直近の業績で3年連続して赤字になっていない者―など。
特定建築者の公募に先立ち、民間事業者のノウハウをあらかじめ建築計画に反映させるため、ビルの設計や施工、管理運営等に関する助言や提言をもらうのが目的。市は、県央地域の玄関口である諫早駅周辺の特性を考慮し、地区内に権利を有する譲り受け希望者などに対して十分な配慮を行うとともに、まちの活性化につながる施設計画など、長期にわたり魅力あるまちづくりの拠点となることが期待できる提案を求めている。
問い合わせなどは諫早市役所建設部駅周辺再開発課(рO957・22・1500(代表))まで。